ユーザー車検を自分で受ける為のライト周り7つの点検
ライト周りの点検は見るだけで出来る点検なので確認するポイントを知っていれば自分で簡単に出来ます。
点検と聞くと大がかりなイメージがあり自分で出来るか不安だと思いますが全くそんな事はありません。
今回紹介するのはライト周り注意点と球の交換方法そしてレンズ割れの判断です。
基本的に目で確認するだけの点検なのでポイントさえ抑えれば出来てしまいます。
それとユーザー車に合格するためにはライト周り割れの確認も必要です。
意外にライト周りが割れていることに気づかない方も結構います。
特にテールランプなどはあまり意識されない方も多いのでユーザー車検を受ける時には必ず確認していきましょう。
ではライト周りでは7つの点検していきます。
- ヘッドライト
- スモール
- フォグランプ
- ウィンカー
- ブレーキランプ
- バックランプ
- ナンバー灯
この7つの灯火は車を運転している方でしたら頻繁に使用していますし、点灯の確認も説明しなくても分かると思いますので、この中で注意が必要な所と交換方法が必要な所ピックアップして紹介していきます。
ヘッドライトの点検
ヘッドライトの点検はハイビームとロービームの点灯確認をします。
●ここでの注意店は
- ヘッドライトのレンズが極端に曇っている場合は光度が出ない事があるのでコンパウンドなどで磨きましょう。
- ヘッドライトにレベリングが付いている車はユーザー車検を受ける時に「0」で検査するようにして下さい。
もし球が切れていた場合は交換する必要がありますが、ヘッドライトには今の車種では主に2種類の外し方があります。
H4バルブ系の外し方
ヘッドライトの裏側は上の画像のようになっています。
ここにコネクターと言われる四角い所を矢印の方向に引き抜き外します。
後はゴム部分を外すと
このような状態になっています。
ここの矢印部分の金具を矢印方向に押してずらすようにすると金具が外れます。
するとバルブが取り出す事ができます。
バルブはこのように突起が出ている箇所があります。
新品のバルブを付ける時は同じ向きで取り付けないと入りませんので注意して下さい。
次はHID系バルブです。
HIDの裏側はこのうにプラスチックのカバーが付いています。
ここを矢印方向に回してカバーを外します。
このようになっていますのでここも矢印の方向に回して外して下さい。
後は先ほどのH4と同じような外し方で取り換えが出来ます。
スモール
スモールはこのように小さめのバルブになります。
ここも前後左右点灯しているか確認して下さい。
スモールの交換は
裏側のバルブの所を矢印方向に回せば簡単に外れます。
フォグランプ
フォグランプはヘッドライトより下にあるライトになります。
●ここでの注意点は
フォグランプはほとんどの車はフロントのみですが一部の車両でリヤにも装着されています。
特に多いのがスバル車と外車が多いです。
このように片方だけ点灯します。
ちなみにこの車両では反対側の同じ場所はバックランプが点灯します。
つまりこの車両ではバックランプは片方しか点灯しません。
これを知らないで勘違いして「バックランプが片方点灯しません!!」なんて方も結構多いです。
バルブの交換はヘッドライトと同じ交換方法で取り換えできます。
残りの・ウインカー・ブレーキ・バックランプ・ナンバー灯もスモールと同じ方法で交換できます。
ユーザー車検を受けるにはライトの割れも確認
ではここまででライト周りの注意点と交換方法をお伝えしました。
ここからライト周りのレンズの確認をしていきます。
ライトのレンズは主に「割れ」に注意して確認していきます。
レンズの割れは基本的には検査で不合格になります。
しかしレンズの割れの程度によっては検査に合格するのもあります。
ライトレンズが割れてしまうと割れている部分だけを修理するというのは不可能になってしまうので対処する方法は交換のみになってしまいます。
交換になるとライト一式になりますので、物によっては金額が大きくなる事もありますので、まずはどのような割れが検査不合格でどのような割れが検査に合格するのかみていきましょう。
レンズの割れ確認
上の画像のような割れは検査不合格になります。
レンズ自体が破損して中が見えています。
このような状態ではライトを点灯した時に光が外に漏れてしまうので検査に不合格になります。
それではこのような割れは
このレンズの割れは赤丸部分の割れになります。
割れ自体はレンズ自体が無くなるほど割れていませんので光が外に漏れることもないので割れ具合は検査に問題ないのですが
レンズに水滴が付いていますよね?
この水滴で検査不合格になる恐れがあります。
レンズの割れの判断は上の画像のような割れ程度で、なおかつレンズに水滴などが進入していないかどうかを確認する必要があります。
少しぐらいの亀裂とかであれば検査に合格すると認識しても大丈夫でしょう。
以上でライト周りの点検は完了です!
目で確認するだけの点検なので恐らく数分で完了できるはずです。
バルブの交換などは車種によっては外しにくい所もあるので無理に作業して破損させないようにしましょう。
自分にはちょっと無理だな〜と思ったら素直に業者に任せる判断も必要です。
自分でユーザー車検を通すならライト周り点検も欠かせませんのでしっかり点検してからユーザー車検に挑みましょう!
このサイトではプロの整備士でプロの検査員がユーザー車検を受ける為の他には無い情報を載せていますので是非参考にして下さい。