ファンベルトのキュルキュル音がしたら自分で点検して交換時期を見極める方法
エンジンをかけた時や、エアコンのスイッチを入れた時、などにエンジンから「キュルキュル」と音がする場合では一度ファンベルトの点検をしてみましょう。
点検は何かを外したりするわけではなく、、目視で確認できるのでとても簡単にできます。
さらに点検方法を一度覚えてしまえば定期的に点検してファンベルトの交換時期などを見極める事も出来るようになるし、車検やユーザー車検でも役に立つ事は間違いありません。
点検するポイントを抑えて紹介しますので、これを見れば簡単に点検出来る事が分かりますよ!
自分で出来るファンベルトの点検方法
ファンベルトはエンジンルームを開けると見えます。
赤丸の部分がファンベルトになります。
点検する時は安全の為、必ずエンジンは止めましょう!
ファンベルトが劣化してくるとキュルキュルとエンジンから音が鳴る事が多いです、音も常に鳴るのではなく朝一番エンジンのかけ初めだけ音が鳴り、その後しばらくすると鳴き止むので、大丈夫かな???と放置してしまう方も多いです。
では点検方法は亀裂と緩みを確認します。
ここの赤丸部分の所に亀裂がないか確認します。
今回のベルトは亀裂がない正常なベルトなのでこのような状態であれば問題ありません。
劣化してくるとこのようになります。
赤丸部分を見てみると亀裂が入っているのが分かると思います。
こうなってくるとベルトは交換時期になります。
では次にベルトの緩みを確認します。
こんな感じでベルトを上から押してみて極端に緩みがないかを確認します。
この感触は初めて点検する方は少し分かりにくいと思いますので、一度新車や正常な状態の車で感覚を覚えた方がいいです。
もう一つの確認方法としては、ベルトにシリコングリースを吹きかけます。
呉工業 売り上げランキング : 3555
|
こういったスプレーがホームセンターでも購入できますのでこれをベルトに吹きかけてあげます。
こんな感じでベルトの接触面に吹き付けます。
吹き付けをしてエンジンをかけてキュルキュル音がなくなる場合はベルトの劣化が考えられますので亀裂がなくても、そろそろ交換時期と判断した方がいいでしょう。
以上がファンベルトの点検方法でした。
とても簡単にできますので是非試して下さい。
車によっては1本のベルトだけではなく2〜3本使用している車もありますので本数が増えても点検方法はかわりませんので同じ方法で点検してください。
この点検が出来るだけでも大きな故障を未然に防ぐ事ができます。
ファンベルトが切れてしまうと、発電機(オルタネータ)やウォーターポンプ(冷却水循環)こういった装置がストップしてしまい、そのまま走行しているとオーバーヒートやバッテリー上りなどを引き起こしてしまいます。
さらにファンベルトが切れた拍子で近くにあるウォーターホースに傷を付けてしまう事もあるので損害が拡大しますのでこういった点検をするだけでも未然に防ぐ事が出来ます。
正常な状態を知る事が大切なので是非一度自分の車の正常な状態を確認して見て下さい。
そうすれば何か変かが起きた時でも気づくことが出来るので試に点検をしてみましょう!