素通し車検とは何?車検代行業者やユーザー車検と違う所
車検を安くするために、ネットでいろいろ探したりすると「素通し車検」というのを見かけると思います。
これは車検をする方法の一つでその名の通りに整備をしないで車検を受ける事だけをすることを素通し車検と言います。
そう聞くと該当するのがユーザー車検や車検代行業者では、まさしく素通し車検で行っている車検方法と言えそうですが、この素通し車検はあくまでも業者が行う車検なのでユーザー車検は該当しません。
では車検代行業者がそうなのかというと、この辺の認識されている所が人それぞれ違いがあるようです。
素通し車検に該当する車検
素通し車検は基本的に何もしない車検なのですが、この何もしないという部分には人により違いがあります。
- 車検の点検自体はするけど何も交換しないで車検を通す
- 車検の点検もしないで検査だけを通す
この2つがあり
上は「整備工場の車検」
下は「車検代行業者」の車検になるので素通し車検とは2つの業者が混在している事になります。
なんかややこしいですが(-_-;)
こんな感じで認識されています。
私が自動車業界にいた時は、整備工場が点検はするけど交換は何にもしないで車検を通すのが「素通し車検」
というように整備業者の間では認識されていたので、車検代行業者は素通し車検ではないと思っていたのですがこの認識は人により違うみたいです。
素通し車検は安くする有効的な手段?
素通し車検は交換を全くしないので、車検を安くできる手段として有効です。
しかし車検代行業者はもともと部品交換もしないので料金も一律なので素通し車検を希望した所で、もともとが何もしないので料金自体に変化はないでしょう。
素通し車検が有効的に利用できるのは整備工場に依頼する車検が一番有効的になるでしょう。
車検を安くできる方法として十分に効果的な手段となります。
整備工場に依頼する事は可能ですが業者によっては素通し車検は行っていない所もあるので拒否される可能性もあります。
私が整備工場で勤めていた所でも、素通し車検は行っていなかってので依頼される事もありましたが引き受ける事はありませんでした。
請け負ってくれる確率が高いのは、個人で営業している工場なんかは引き受けてくれるかもしれません。
整備工場側からすると、この素通し車検はあまり良いように思われていないので煙たがる業者が多く
特に年式が古い車や走行距離が多い車ではメンテナンスをしっかりとしないといけない部分があるので整備工場側は車検後のトラブル防止も含めて拒否される可能性が高いです。
その逆に年式が新しい車や新車で初めての車検であれば、ほとんどが交換部品もでないので引き受けてもれえる業者が多くなると思います。
業者に引き受けてもらえさえすれば車検費用を安くできる可能性は高くなり整備工場側も最初から素通し車検と依頼されているので、余計な交換部品はすすめても拒否される傾向が強いとわかっているので、最低限の見積もりで出来る可能性は高いです。
素通し車検のデメリット
一方でデメリット部分もあり、料金は抑えられるので効果的ですが、この車検方法ですと定期的に交換しなくてはいけない部分は自己管品部分を点検していく事になるので、あまり素通し車検にこだわりすぎて点検も怠ると車の故障に繋がります。
こういった部分もあるので車検費用を最低限に出来るからと言っても自分で管理する部分が増えるだけなので、最初から車検代行業者やユーザー車検の方が良かったのか?
なんて事にもなりかねません。
自分で出来る所は自分で行い費用を安くするか費用はかかるけど全部任せた方が楽だから整備工場に依頼するかのはしっかりと検討してから車検を行う方がいいでしょう。