ユーザー車検のデメリットは何?知らないと危険な事とは!?
ユーザー車検は安くて検査を受ける事は誰でも簡単に出来ますが、一方でデメリット部分もあります。
ユーザー車検では整備工場に依頼をしないで自分で点検をしなくてはいけないので点検を怠ると危険になる場合もあります。
特に車でもっとも重要なブレーキ部分の点検を怠ると事故に繋がる危険性もあるので注意しなくてはいけません。
車検ではブレーキパッドの残量がたとえ1ミリで、早く交換しないと危険な状態でも、その時の制動力がしっかりと基準値を満たしていれば問題ないと判断されて車検に合格できます。
車検に合格したからといって安全ではない
車検はあくまでも、検査時に車の各装置が基準値を満たしているかの「検査」になります。
たとえ運輸支局に行って検査をして何も指摘をされずに合格しても、その車の安全を保障する訳ではないのです。
つまり車検とは「車検合格=安全」
このような事にはならないので車検を受けたからといって、次の車検まで安全とは言い切れないのです。
もちろんこれはユーザー車検に限らず、整備工場に依頼した車検でも同じことが言えますがユーザー車検では自分で点検をしないといけないので車検前の点検と車検後の点検は必ず実施する必要があります。
この点検部分が面倒な場合は整備工場に依頼した方がいいと思いますユーザー車検を受けるには点検は欠かせません。
ここを勘違いして、運輸支局に行って検査を受けて合格したから、安心して2年間乗っていられる〜〜
ではなくて!
ユーザー車検前の点検を実施してユーザー車検後も定期的に点検を実施していく!
これが出来ないとユーザー車検ではかえって車を危険な状態にすることになります。
車の点検をしないとどうなるの?
ユーザー車検には点検が必要なのですが、車の点検をしないとどうなるのでしょうか?
以前勤めていた会社で、新車から購入して初めての車検まで何も点検されていない車が入庫しました。
新車から3年間全くノーメンテナンスです。
ノーメンテナンスですが新車なので車の外装などはとても綺麗です。
外見からは異常なんて見当たらない感じなのですが、
しかしこの車は、工場に入庫してきた時から室内のメータに「オイルランプ警告灯」が付いていました。
こんな感じの警告灯です。
すでに入庫してきた時から異常が出ているのが分かり、一体何が悪いのか調べたら原因はすぐに発見できました。
エンジンオイルが3年間全く交換されていない為にオイルが燃焼してしまいエンジン内部にはオイルがほとんど入っていない状態でした。
エンジン下のドレンボルトから抜いてみましたが、出てきたのはドロドロのオイル!!
さらにその量はドレンボルト外して「チョロ」!!
ほんとにわずかしか入っていませんでした、むしろ全く入っていないといっても良いぐらいの量です。
詳しく点検する為に、エンジンの上のカバー(ヘッドカバー)を開て点検しましたが見るも無残な姿になっていました。
エンジン内部はスラッジが溜まりまくりで、ドロドロの状態!
とても除去できる量ではなく修理するにも費用がかかる事を説明したら、とてもがっかりして最終的には乗り換える事になってしまいました。
3年間何もしないとこのように、間違いなく車の寿命を極端に縮めます!
しかしこれは点検が出来ないのではなく、車のオーナーがあまりにも車に対して無関心な事が原因で起きたものだと私は思います。
ユーザー車検をするには点検は欠かせない
ユーザー車検では点検は欠かせないものになります。
車検前に確認して車検後も定期的に点検をしていく、この点検がユーザー車検には必ず必要になってきます。
この点検を怠れば、車は極端に劣化をしてさらには故障をする事になります。
整備工場に依頼した車検では、車検時の点検自体はしてくれますが車検後は定期的に点検を依頼しないといけません。
整備工場では車検後の点検の案内などが定期的に来るところもあるので忘れずに点検を意識出来ますが、ユーザー車検では車の維持管理を自分でしなければいけません。
つまりユーザー車検でのデメリットは
・ユーザー車検を受けたら自分で車の維持管理をしなくてはいけない。
・ユーザー車検では点検を自分でするから手間がかかる。
という欠点があります。
一方で整備工場に依頼した場合では
・費用はその都度かかるが点検案内はしてくれて車の点検も
依頼するだけで自分は何もしなくてもいい!
このようにどちらの車検をしようと、必ず定期的な点検は必要になってその違いは点検を自分でするか、それとも費用を支払って整備工場に依頼するか!
といった違いがあると思います。
ここが自分で維持管理が出来ないと思う方は整備工場に依頼して車検を受けて、さらに費用はかかりますが定期的な点検をしてもらう方がいいかもしれません。
車を維持していくには定期的な点検は欠かせませんので、どちらの車検を選ぶにしても点検は怠らずにしていかないといけません。
点検自体は目視点検で済む所が多いので簡単ではありますが、この点検を簡単かどうかを判断するのは自分だけなので、まずはどのような点検が必要なのかを知って自分にあった車検方法を見つけましょう。
ユーザー車検を自分でするには整備内容を確認