トラックのユーザー車検!?自分で出来るの?注意するポイントは?

ユーザー車検には普通車と軽自動車以外にも貨物車などがあり、その中でも商売として使用しているトラックなどもあります。

 

貨物車は普通車と違い1年に1回の車検になるので、トラックを所有している方は頭が痛くなる出費になると思います。

 

ではこのトラックをもしユーザー車検が出来たら・・・

 

かなりの節約効果が期待できそうですよね?

 

よし!それじゃユーザー車検をしてみよう!

 

というのは少し待って下さい!

 

さんざんこのサイトでユーザー車検をおすすめしてきましたがトラックだけは安易な考えでユーザー車検を受けてしまうと痛い目をみる事になるので、まずはどんなところの違いがあるのかを知ってからの方がいいです。

 

トラックと普通車の違い

トラックといってもいろいろありますが、この他にもダンプなどの貨物車はユーザー車検を受けるには、私は向いていないと思います。

 

しかし、貨物車全般がユーザー車検に向いていない訳ではありません。

 

貨物車とは普通車と違い、そもそも使用の目的が荷物を運ぶ事を目的としています。

 

そんな貨物車の中でもバンタイプの車などは、比較的に乗用車とあまり見分けがわからないタイプもあります。

 

例えばこのトヨタのサクシード

 

 

このような車は外見から貨物車だ!!

 

とはわかりにくいですよね。

 

さらにこの車はワゴン車もあるので、同じような外見で普通車と貨物車の両方が存在しています。

 

こういったバンタイプの貨物車は私はユーザー車検でも問題ないと思います。

 

これには、理由があり、こいった貨物車は荷物はもちろん運びまずが積み込む荷物は人力で運ぶ比較的軽い荷物になります。

 

しかしトラックやダンプは、人力ではとても降ろせない重い荷物を運ぶことがほとんどです。

 

フォークリフトで積み降ろしをする荷物や、重機で積み降ろしをする荷物など機械で降すことがメインの荷物を載せているので同じ貨物車でも重量の違いがとても大きいです。

 

さらにトラックなどは、重い荷物だけではなく、走行距離が長いです。

 

以前に私が勤めていた会社では運送会社の車検も行っていたのですが、そのトラック達の走行距離は1年間で10万キロは当たり前に走行していました。

 

普通車の10倍の走行距離です!

 

これだけの距離を走行しているので、各部のメンテナンスは普通車とは違うものになります。

 

特にブレーキ周りと足回りは念入りに点検と部品の交換は必須です。

 

トラックの足回りとブレーキ点検は自分で出来る?

 

上の画像はトラックのブレーキ部分になります。

 

見た目は普通車とそれほど変わりはないので、タイヤを外せば簡単なのでは?

 

そう思いそうですがトラックの場合は普通車のように簡単にはいきません。

 

ブレーキドラムを外す前にシャフトを抜いたり、真ん中にあるベアリングを外したりしないといけません。

 

さらに取り付けの時にも、適度な絞め具合にしないと、真ん中にあるベアリングが焼き付きを起こしてしまうので、初めて作業する方にはとてもおすすめはできません。

 

ではこの部分を外して整備しないとユーザー車検には通らないのか?というと

 

ブレーキ周りを点検しなくてもユーザー車検には合格できます。

 

外さなくてもユーザー車検に通るんだったら点検しなくてもいいじゃなのと思われそうですが、この部分の重要性は普通車よりもさらに重要な部分になります。

 

以前に三菱のトラックが脱輪事故を起こしましが、その損傷した箇所はまさにここの部分になります。

 

部品自体にも欠陥があり脱輪にまで発展したそうですが、ここに荷重がかかる事は間違いなく金属疲労が最も起きやすい箇所なので、1年に1回は必ず点検して清掃と、さらにグリスの入れ替えをしなくてはいけません。

 

そういった作業がトラックには欠かせない事になるので普通車とはメンテナンスの重要性が違います。

 

トラックのユーザー車検は点検でけでも整備工場に依頼

トラックのユーザー車検は普通車と同じように検査コースで行うので、やって出来ない事はありませんが、メンテナンス部分は普通車よりも、しっかりと点検しないといけません。

 

普通車と同じように簡単なメンテナンスではトラックでは痛い目を見る事になります。

 

私が以前に点検したトラックは、土建屋で使用しているトラックで持ち主本人がユーザー車検を通しにいって、ブレーキ検査で不合格になり、ブレーキを修理してくれと、依頼を受けました。

 

何年か自分でユーザー車検で通していたらしいんですが、いつの日かブレーキの効きが悪くなったのは気づていたが、そのままユーザー車検に出してみたら不合格!

 

そんなトラックのブレーキを外して見たのですが、・・・・

 

ブレーキ周りにグリスが飛び散った状態でびちゃびちゃ・・・

 

ハブベアリングのグリス部分が劣化してドロドロになり、ブレーキ側に出てきてしまっていた状態でした。

 

これの影響で他のブレーキ部分の摩耗材(ライニング)は使用不可にまでグリスがこびりついていたので交換。

 

残量はまだまだあったのに全て交換です!

 

トラックは部品自体が大きいので金額もかかってしまいます。

 

これでは逆に費用が高くついてさらに危険な走行を繰り返す事になるので、トラックに関してはプロ知識レベルの点検は必要だと感じます。

 

運送会社のトラックでは点検が義務付けられているので、すでに決まった整備工場があるから心配はないと思いますが、個人所有や自営業で使用しているトラックではユーザー車検をしている方も中にはいるようなうなので、せめて点検だけでも整備工場に依頼をした方がいいでしょう。


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