ユーザー車検で不合格の費用と再検査する時の注意点
ユーザー車検は初めてする方も多いので、検査の仕方が分からなかったり不合格になったらどうしていいのか分からない方もいると思いますが、検査は一度不合格になってもまた再検査する事ができます。
もちろん指摘を受けた所を改善してから再入場する必要がありますので、何処かの整備工場か予備検査などで指摘個所を調整もしくは交換をしてから再検査を受けるようにしないといけません。
今回はいざという時に慌てる事なく対象できるように再検査について紹介していきます。
車検での再検査回数
車検で再検査を受けられる回数は何回でも受けられる訳ではありません。
再検査が出来る回数は1日に2回までです。
それ以上は、その日に検査が出来なくなるので後日出直しになります。
少し厳しいように思えますがこうなってしまったのも過去に原因があります。
実は以前は再検査に回数はありませんでした、何回でも再検査ができたのです。
ブレーキ検査で落ちようがスピード検査で落ちようが、検査コースから出てすぐにまた並んで再検査する。
何も修正していないのまた検査しても落とされるだけなんじゃ・・・
そう思いますが、車検場のコースはそれぞれ特徴がありコースによって若干違ってくるのです。
例えば、5コースはライトテスターがやたらに厳しいから、5コースでライトで落ちた場合は4コースで受ける!とかがあり、何回か通していると検査にも合格になります。
さらに再検査が何回でも出来ることをいい事にライトの検査で落ちたら自分でライト調整を何度でも繰り返して検査に合格させたりもしていたので何度も合格するまで検査を続ける事ができました。
そんな事をしているクルマが増えて、車検場も余計に業務が増えるし混雑の原因にもなっていたので、対策として再検査に回数制限を付けるようになったのです。
再検査回数を超えた場合
再検査回数を超えてしまった場合は、「限定車検証」というものを渡されます。
限定車検証は、15日間の有効期限が付いているのでその間に不合格部分を修理や調整をして、不合格部分のみ再検査するという物になります。
15日間の間に再検査を受けて検査に合格させれば問題ありませんが、ここで車検証の有効期限が過ぎてしまうと、限定車検証が有効でも運行してはダメになります。
その場合は市役所で仮ナンバーを申請して、後日不具合個所を修理してまた検査に挑むようになります。
不合格になり後日再検査になると余分に費用がかかる
検査で不合格になり再検査が後日になると最初に支払った検査手数料がまたかかる事になります。
- 小型自動車 1700円
- 小型自動車以外 1800円
- 軽自動車 1400円
この費用がまた取られますので安く出来るユーザー車検では痛い出費になります。
再検査になると「費用」も「時間」も「精神的」にも負担がかかるので出来る限り避けたいものです。
再検査を避けるには事前の点検が欠かせません。
基本的な部分をしっかりと点検していけばユーザー車検は難しくありませんので自分でまずは点検をした方が良いです。
さらに不合格の対策としてユーザー車検を受ける前には「予備検査」を受けると、さらに合格率はアップしますし不合格になった場合でも再調整なども無料で行ってくれるので受けておく事をおすすめします。